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各種検査項目

身体計測
検査内容

※身体の大きさを客観的にとらえるために、身長、体重、体格指数(BMI:Body mass index)を計測します。
BMI

・BMIから肥満度を判別することができます。
要注意 基準値 要注意
体格指数(BMI) 18.4以下(低体重) 18.5~24.9 25.0以上(肥満)
計算式:体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=BMI

尿
検査概要

血液によって全身から運ばれてきた不用物を腎臓から水分とともに排泄するのが尿です。
身体のどこかに異常があると、排泄されるべきものがされなかったり、排泄してはいけないものが含まれている場合があります。
この検査ではそういった物質の有無を検査しています。

尿蛋白

健常者の場合は尿中にタンパクはほとんど現れません。
腎臓に障害が起こると尿中に現れることがあります。
また、発熱時や疲労により、一時的に陽性になることもあります。
基準値 要注意 異常
尿蛋白 (-) (±),(+) (++)
尿潜血

尿中に血液が含まれている場合陽性となります。
尿路のいずれかに出血源があると考えられます
女性の場合は病気でない場合でも陽性反応が出ることもあります。
基準値 要注意 異常
尿潜血 (-) (±),(+) (++)
尿糖

尿糖は、試験紙を用いて尿のなかの糖分を調べる検査で、糖尿病の有無の診断を目的としています。
基準値 要注意 異常
尿糖 (-) (±) (+)
尿沈渣

尿に遠心分離を行い、沈殿物成分の種類や数を顕微鏡で調べ、それらの物質の個数などから病気や障害などを調べる検査です。
●正常値
・赤血球0~4個以下
・白血球0~4個以下
・上皮細胞:少量
・結晶:少量
比重

尿の中に、尿素や窒素などの老廃物がどれくらい含まれているかを調べる検査です。
発汗や水分摂取の量によって変動をします。
尿の量が少なく、比重も低い場合は、腎臓の機能が低下している場合があります。
高比重尿は糖尿病、嘔吐、下痢などで起こりやすいです。
基準値
比重 1.006~1.030

便
検査内容

便を2日に分けてとって調べる検査です。
便潜血陽性(+)の場合、消化管の出血性の病気、憩室出血、大腸ポリープや大腸がんなどが疑われ、後日下部消化管内視鏡検査が必要になる場合があります。
異常なし 異常
便潜血 両日とも(-) どちらか1日でも(+)
心電図
検査内容

手足首、胸に電極を付け、心臓が収縮拡張を繰り返すときに発する電気刺激を心電図波形として記録し、波形などから異常を調べる検査です。心拍数の測定も同時に行います。
●正常値
心拍数:45~85回/分
心電図所見:異常データなし
詳しい異常心電図(不整脈・疾患)等については不整脈協会のHPを参照してください。

肺機能
肺活量

年齢、性別、身長から算出された予測肺活量に対して、肺活量が何%であるかを検査します。
■計算式
・男性 (ml) = (27.63-0.112×年齢)×身長cm
・女性 (ml) = (21.78-0.101×年齢)×身長cm
1秒率

息を力を込めて吐き出したときに呼出される空気量のうち最初の一秒間に吐き出された量を調べます。
基準値
%肺活量 80%以上
1秒率 70%以上
血液(血算・生化学)
検査内容

血液を採取してさまざまな異常を調べます。
各種項目については日本人間ドッグ学会のホームページでご確認ください。

胃部X線
検査内容

造影剤(バリウム)を飲んで胃、十二指腸までの消化管をX線写真で映し出し画像診断する検査です。
胃、十二指腸のポリープ、潰瘍(かいよう)やがんなどが発見できます。
この検査では妊娠中、または妊娠の可能性がある人は、胎児への影響が心配されますので事前に申し出をよろしくお願いいたします。
検査で分かる疾患については日本人間ドッグ学会のホームページで確認できます。

胸部X線
検査内容

胸部に背後からX線を照射し、画像診断する検査です。
肺炎、肺結核、肺がん、肺気腫、胸水、気胸など、呼吸器の疾患の有無、その程度がわかります。
この検査では妊娠中、または妊娠の可能性がある人は、胎児への影響が心配されますので事前に申し出をよろしくお願いいたします。
検査で分かる疾患については日本人間ドッグ学会のホームページで確認できます。

腹部超音波
検査内容

腹部皮膚表面部分に超音波を発信し、超音波で臓器などの異常がないか調べる検査です。
主に肝臓、すい臓、腎臓への腫瘍の有無、胆のうには胆石などの異物の有無を検査することができます。
検査で分かる疾患については日本人間ドッグ学会のホームページで確認できます。

視力(眼底・眼圧)
視力検査

裸眼もしくはメガネやコンタクトレンズをつけて、5メートル離れた距離のものをどれだけ正確に見る力があるかを調べます。
眼底検査

眼底カメラで目の奥の網膜を撮影し血管の状態を調べます。
眼圧検査

眼球に空気を吹きつけ、その反応から眼球の圧力を測定します。眼圧が高いと緑内障が疑われます。
基準値
視力 1.0以上
眼底 0(Scheie分類)
眼圧 7~21mmHg
聴力
検査内容

低音域(1000Hz)と高音域(4000Hz)の聴力を調べます。
基準値 注意 異常
1000Hz 30dB以下 35dB 40dB以上
4000Hz 30dB以下 35dB 40dB以上
※年齢とともに4000Hzの聴力は低下しますので、高齢者では40dB程度聞こえれば異常なしと判定されることもあります。

糖負荷試験
検査内容

血糖の経時変化をもとに糖尿病かどうかを評価する検査となります。
検査開始前10時間程度飲食をせずに来院し検査を行います。
検尿と採血を行い、その後75gのブドウ糖を含んだ飲み物を飲みます。
お飲みになった後30分、60分、120分後の採血を行います。
検査の詳細についてはDMTOWNのホームページでご覧いただけます
脳MRI
検査内容

脳卒中の危険因子や脳腫瘍、認知症など、脳の検査を行います。
脳血管疾患は若年層から高齢層まで幅広く起こりうる生命にかかわる病気です。
また、発症後にも様々な後遺症を残し日常生活に大きな支障を残すこともあります。
脳ドッグでは脳と脳の血管を検査し脳血管疾患の早期発見を目指しています。
脳MRI
動脈硬化(ABI)
検査内容

足関節上腕血圧比(ABI)では足関節および腕から血圧値を得て、2つの値を比較して身体における血流の流れの良し悪しを判別します。
この検査によって血管の狭窄や硬化を調べることができます。

頸動脈超音波
検査内容

頸動脈は首にあり、大動脈から頭部へ血液を送る血管です。 首の部分の頸動脈は「内頸動脈」、「外頸動脈」がありそれらの分かれ道の『頸動脈分岐部』といい、この部分が「動脈硬化」になりやすい部位と言われています。
頸動脈検査では動脈硬化が原因となる心筋梗塞や脳梗塞、大動脈解離などの命にかかわる病気が発症する危険度を推測することができます。

上部消化管内視鏡(胃カメラ)
検査内容

上部消化管とは食道・胃・十二指腸を指し、口または鼻から内視鏡を挿入し,これらのを観察します。
検査は鼻または喉に麻酔複数回をかけ実施します。
検査は約10~15分で終了します。
・検査前の注意事項に関しましては事前に送付する資料をご確認ください。
上部内視鏡検査

下部消化管内視鏡
検査内容

肛門より内視鏡を入れて直腸、S上結腸、下降結腸、横行結腸、上行結腸、盲腸、回腸(小腸出口)までを観察する検査です。
検査は通常であれば数十分で終了します。
注意事項

・当日の検査の手順に関しましてはスタッフの指示に従ってください。
・事前に下剤をお送りします。説明書通りに内服してください。
・腸の中をきれいにするために前日1日分の食事メニューがございます。 詳細は(大腸内視鏡検査事前準備(577 KB/pdf))をご覧ください。
下部内視鏡検査

各種CT
検査内容

頭部・頸部・体幹の各部位ごとに検査を行うことができます。
画像診断によって臓器の異常や腫瘍の有無などを診断します
CT
喀痰細胞診
検査内容

痰を顕微鏡で調べ、がん細胞がないか調べる検査です。
特に肺がんについては痰の中にがん細胞が排出されることも多く、肺がんの診断の一つとして行われています。

子宮細胞診
検査内容

子宮頸がんや子宮頸部前がんを発見するための検査です。
細胞を採取して検査を行います。

骨密度測定(BMD)
検査内容

骨の密度を測定し骨粗鬆症の診断を行います。

心臓超音波
検査内容

心臓超音波検査では心臓の形、心臓の働き、心臓内の血液の流れに異常がないかなどを調べます。
血流の逆流があるか、心臓の形は正常か心臓の動きは正常化など細かな部分を視覚的に見ることができます。
超音波検査のため患者様に負荷もかからない優しい検査となっています。
心臓超音波検査

乳房超音波
検査内容

乳腺専用の超音波診断装置で検査を行います。
超音波検査なので患者様に負荷のかかりにくい検査となっています。
主に乳腺内の腫瘤や乳管拡張などの変化を観察します。
また、マンモグラフィーの受けられない妊娠中の方でも施行可能な検査となっています。

マンモグラフィー
検査内容

マンモグラフィは、乳房専用のX線撮影(レントゲン検査)装置で行う検査です。乳がんの早期発見に非常に有用な検査となっています。
マンモグラフィ検査により、乳がんの初期症状である微細な石灰化や触診等ではわかりにくい小さなしこりをX線画像として捉えることができます。

マンモグラフィー

注腸(X線)
検査内容

食事制限と下剤により腸の中を空っぽにしておしりからバリウムをいれます
腸に病変等があるとそこだけバリウムがはじかれるため、撮影した写真でその部分だけぬけて表示されます(陰影欠損)。

腫瘍マーカー
検査内容

体のどこかに腫瘍ができると、血液中や排泄物中に、様々な特殊な物質が増えていきます。
この検査ではそういった物質を検出し腫瘍の有無や腫瘍の進行度などを判定します。
※通常の採血検査(血液検査)と併せて行うことができます。

尿素呼気(ピロリ菌)
検査内容

・ピロリ菌が胃の中に存在している際に呼気から計測される尿素を検出し、ピロリ菌に感染しているかどうかを調べる検査です。
・検査は空腹状態で行います。内服薬の種類によっては検査が正しく行えない可能性があるので事前にご確認ください。

マンモグラフィー